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お奨めの1冊『O.ヘンリー「最後の一葉」』 慶應義塾大学出版会

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お奨めの1冊『O.ヘンリー「最後の一葉」』 慶應義塾大学出版会

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 7月に慶應義塾大学出版会より、横山千晶(慶應義塾大学教授)編著で「深読み名作文学シリーズ」の1冊『O.ヘンリー「最後の一葉」』が出版された。O.ヘンリーの名作「最後の一葉」を英語で読んでみようという企画のもとに、横山先生を中心に集まる研究会の人たちがコラムを分担・執筆・編集された書物である。
 
 英語を楽しみながら学べ、「英語の文学作品を読み解くコツも」伝授され、そして物語の謎解きを楽しめ、様々な視点からの知識が身に付くという、情報満載の大変に稀有なテキストでもあると言えるだろう。 ゆったりと精読の楽しさを味わえるテキストは、そうざらにあるものではない。この本を制作する人たちは、大変だったに相違ない。
 
 副題は「美談には終わらない意外な物語の『謎』を解く」
全体の構成は、まず作者の数奇な生涯が紹介さるところから始まる。

全体の章立ては以下の通りである。

第1章 「最後の一葉」を英語で読んでみよう
第2章「最後の一葉」の謎
第3章「最後の一葉」から知る当時の文化
第4章「最後の一葉」を通してもう少し文学を深く楽しむ
付録 「最後の一葉」を訪ねてニューヨークを歩く

第1章では、英語の原作が丁寧に解説されている。文法的にも、語法的にも解説があり、一度原文を分解し、それを文体として統合しながら、言外の意味を読み取り、ゆっくりと読み進めていくことができる。語学を学習していく上で、精読の楽しさを体験することは大切である。しかも読む作品が名作であればあるほど、深読みは楽しい。精読を重ねることによって初めて速読ができるようになる。

2章、3章、4章はそれぞれ、当時の社会背景、文化事情、歴史背景、神話と宗教からの影響など様々なテーマと角度からの考察がなされ、其々1節ごとに分担執筆されている。
 
 本塾の広報企画/web制作/HG・news編集長、言語文化研究会主幹で、高校生・小論文指導、英検面接指導、英文読解指導をしている佐藤和泉が第4章第2節 「『最後の一葉』を聖書と神話から読み解く」のコラムを執筆している。

 第1章で、一つの短編を原文を通して精読しながら、以下の章で多くの情報を知り、立ち止まって考え、そして考えてはまた読み進めるという、休憩のコラムも豊富で、読んでて飽きない内容になっている。
 
 英検準2級、2級を目指して英語勉強している学生に最適のテキストだと思う。英語を学びながら、その国の文化や、社会環境、習慣、伝統、そして宗教について考えることは重要である。英語という言語の背景となる文化を知って初めて、英語を学ぶ面白さも解るに違いないだろう。  
 英検3級以上を取得した学生にとって、英語を学ぶ上で最適なテキストなので、本塾の中学高学年、高校生のテキストとして2学期から使用する予定である。
 希望者は花田義塾を通して割引価格にて購入することもできます。申し込み用紙は塾の玄関に置いてあります。
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