『皇帝の新しい心』を巡ってのインタビュー ペンローズの言葉から
「意識というのは、何か別の存在です。それは部分の寄せ集めではなく、一種の大局的な能力で、おかれている全体の状況を、瞬時にして考慮することがかできる。だから、私は、意識が量子力学と関係すると考えるのです。
量子力学でも、意識に似たような状態があるのです。大局的で、それ自体で存在していて、こまかい部分の結果ではない状態が。」(journal of Consciousness of Studies,No.1 1994)〔訳〕(竹内薫・茂木健一郎)『ペンローズの〈量子脳〉理論』p.076 (ちくま学芸文庫)
「まず、第一に、人間が何か非計算的なことをしている、というゲーデル型の議論を受け入れる必要があります。(改行)第二に、このことから、現在の理解力のシステムの外に出なくてはならない、ということが結論づけられます」(同上 p.077)
「量子力学には根本的に欠けているものがあるわけだから、それを完成するためには、現在の理論にはない、何かが必要です。(中略) つまり、私の考えは、意識を説明するには量子力学が必要だということではないんです。意識を説明するには、量子力学を超える必要があるんです」(同上 p.079)
このペンローズの三角形の絵は、小中学生に、5分以内という時間制限を設けて、描いてもらった中でも、大変よく出来た絵です。
